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執筆者の写真いっとく

地域振興~施設の改修~

更新日:2022年4月25日

2019年9月議会

(1)夏休みの児童プール

(2)大島畠田遺跡公園

(3)地区体育館

(4)子育て世代活動支援センターぷれぴか


【背景】

子どもが使う施設,子どもと一緒に行く施設など保護者視点で,公共施設の更なる充実に向けて伺っていきたいと思います。


(1)夏休みの児童プールについて

【質問】

保護者は育成会などで,救急救命法の講習会を実施し,プール当番になり,子どもたちの安全を見守ります。いざというときに備え,もちろんAEDの使い方も講習を受けるのですが,プールによって市からAEDを貸し出される所と自分たちで準備しなければならない所があるようです。子どもの命を預かるということや運営の仕組みは同じであるのに差があるということはどういうことでしょうか。命に係わることに差があってはならないように感じます。

質問します。なぜ,AEDを貸し出すプールと貸し出さないプールがあるのでしょうか。

【答弁】

都城市児童プール条例で定めている児童プールは17か所ありますが,実際に利用できるのは11か所で,そのうち本年度利用要望のあった10か所の児童プールが稼働しています。市はそのプール用として,子ども会等へ消毒用薬剤と水質検査紙を配布し,AEDは一括して市が準備しています。一方,沖水地区では現在,各自治公民館で建設されたプールが7か所稼働しており,各自治公民館が管理運営しているため,AEDの貸し出しは行っておりません。ただし,これらのプールは,児童福祉施設に準ずるものとして,各自治公民館に対して消毒用薬剤と水質検査紙を配布し,更に管理費補助金を交付しています。

【提言】

プールの監視は,都城市児童プール条例で定められているプール,学校のプール,自治公民館管理のプール,管理は違うからもしれませんが,どれも夏休みには保護者が救急救命法の講習を受け,プール監視をしています。先日の答弁の中でもありましたが,子どもたちの安心安全を考えるのであれば,自治公民館が管理するプールも他のプールと同様AEDの貸し出しを行っていただくよう強く提言したいと思います。


【質問】

小学校のプールは老朽化に伴う改修が進んでいるところですが,児童プールも老朽化が進んでいます。沖水のある児童プールでは,改修に300以上の費用がかかるという試算が出たため,改修を見送り,今年は子どもたちは安全のためにシューズを履いてプールで遊んだということです。費用面に目途が立たなければこれで数年様子を見るということですが,子どもにとっては残念なことです。

質問します。プール改修について市の方からなにかよい案はないのでしょうか。

【答弁】

市が管理する児童プールは,緊急性の高いものから順に計画的に改修を行っていあます。沖水地区の自治公民館が管理する7か所のプールは,「都城市児童用プール建設費,補修及び管理費補助交付金要項」に基づき,各自治公民館に改修費の8割を交付しています。なお,昨年度はこの補助金を活用して,2か所のプール改修を行っています。

【提言】

簡易改修の手段や情報等があれば,提供することを提言します。


【質問】

昔に比べてプールの安全性について言われるようになりました。安全性に関して市内の育成会やPTAに話を伺ってみました。監視する人は全員救急救命講習を受けなければならない。監視人数は4名以上で1人でも欠席で3名の場合はプールを開放しない。地区外の子どもはプールにいれない。午前中のみの実施。監視員は就学前の幼児をつれてきてはいけない。などなど。自分の子どもを家においてプール当番をしなければいけない地区があると聞いた時にはなんだか残念な気持ちになりました。他にも昔は許されていたことができないような子育て環境になっています。高知市では昨年プールで熱中症になり亡くなったことを踏まえ今年はプール開放を実施しなかったそうです。また,サッカーでは,国際ルールに基づき雷や熱中症指数によって試合を中断します。事故はどんなに安全に配慮していても起こるときは起こります。保護者が安心して子供たちを見守ることができる仕組み等が必要だと考えます。

質問します。市として,安全基準やプール監視マニュアルの作成の検討はないのでしょうか。

【答弁】

市では,子ども会等の要望に応じて,児童プールを開放しています。毎年,児童プールを利用する子どもの保護者に対して,救急救命講習会を実施しており,講習会には,沖水地区の各自治公民館が管理しているプールを利用する子どもの保護者にも案内し参加いただいています。講習会において,プールの残全管理や救急救命についての説明を行い,具体的な監視体制については,それぞれの子ども会等において,その利用状況,プールの規模等に合せて適正に管理運営されているものと考えています。毎年開催する救急救命講習会において,熱中症対策を含む内容の充実を図り,より安全な管理ができるよう情報提供に努めます。

【提言】

沖水地区では,PTA会長時代,7年ほど前に,PTAで救急救命講習会をはじめました。いずれは各地区で実施してくださいと伝え,昨年ごろから各地区の育成会で実施されてます。昔は川で泳いだり遊んだりされた方も多いかと思いましが,今の子どもたちはそのような経験があまりありません。プールにおいても,100%安全はありませんので,過剰に安全に敏感になっていけば,堂領議員の質問でもありましたが,都市部と同様にボランティアでのプール開放はいずれなくなり,子供にとってはマイナスではないかと危惧するところです。


(2)大島畠田遺跡公園の利活用について

【質問】

大島畠田遺跡公園は,平安時代を中心とする遺跡で,国指定史跡になっています。地元の宝として利活用し,後世に残していきたいという考えがあるようです。

質問します。現在どのような活用がされているのでしょうか。また,今後どのように活用をしていくのでしょうか。

【答弁】

現在,小学校の遠足や各地区の高齢者学級の見学,県外からの史跡見学に利用されております。現地には職員が常駐しておりませんので,事前に申込み頂ければ,職員が出向いて,随時解説させていただいております。多目的広場につきましては,地域住民によるグラウンドゴルフ場として,また子どもたちの遊び場として日常的に利用されています。今年度につきましては,10月5日に「大島畠田遺跡を楽しむ夕べ」を初めて開催する予定です。沖水地区金田町内の4つの自治公民館の子ども育成会を通じて小中学生に案内し,史跡の見学と火起こしなどの体験教室を実施する予定です。今年度が第1回ということですが,来年度以降は”住みよいまち沖水”協議会とも連携をとりながら継続的に取り組んでまいりたいと考えております。

【質問】

大島畠田遺跡公園の近くに金田児童公園があります。直線距離で数10メートルですが,実際に行くためには,10分近く歩かないといけません。子どもたちに地元の宝として認識してもらうためには,日頃から利活用しやすく愛着のある場所でなければならないと考えます。そのためには,児童公園との接続があれば,もっと子どもたちが利用することになるのではないでしょうか。また,整備によって児童公園から遺跡を一望することができるのではないかと考えます。

質問します。金田児童公園との接続についてどう考えているのでしょうか。

【答弁】

金田児童公園の大島畠田遺跡歴史公園の方に面した北側斜面については,両公園の高低差が大きく,急傾斜地崩壊危険区域に指定されているため,伐採等の行為を行う場合についても,県知事の許可が必要となっている個所であります。また,伐採の許可が出ても,伐採後はそのまま放置することはできず,斜面保全等の工事も必要となるため,この場所におけるアクセス通路の設置は,現状としては困難であると考えております。


(3)地区体育館について

【質問】

地区体育館は,市民の健康及び体力の向上並びにスポーツ及びレクリエーションの普及振興を図ることを目的としております。公民館での運動会を地区体育館で実施し,子どもから高齢者まで参加している公民館もあるようです。各地域に地区体育館があり,古くなっているものも多数あるようにとらえています。今年の5月10日に都城で震度5弱の地震がありました。そのとき,沖水地区体育館では,ガラスが割れております。もっと大きな地震であった場合,子どもたちが遊んでいた場合を考えるとぞっとするところです。沖水地区でも改築を望む声があるところですが,市全体の計画を伺いたいと思います。

質問します。地区体育館の耐震改修等の状況と今後の計画についてはどうなっているのでしょうか。

【答弁】

地区体育館の耐震改修等の状況につきましては,「建築物の耐震改修の促進に関する法律」において,昭和56年5月31日以前に設置した床面積が1000平方メートル以上の施設について,耐震診断を実施し,必要に応じて耐震改修を行うよう努めなければならないと規定されています。現在26か所の地区体育館で,耐震診断の義務化対象となる施設は,姫城地区の勤労青少年体育センター及び五十市地区体育館の2か所でありますが,平成26年度に実施した耐震診断の結果により,本年度から耐震補強及び大規模改修事業を実施する予定となっております。今後は,床面積が1000平方メートル未満の義務化対象外の施設につきましても,耐震診断の実施について検討し,その結果を踏まえて,大規模改修等により地区体育館の延命化につなげてまいります。

【提言】

他の地区体育館においても,耐震診断をしていただき,改修や建て替えを実施していただきたいと考えます。


(4)子育て世代活動支援センターぷれぴかについて

【質問】 自分もぷれぴかに子どもを何度か連れていったことがあるのですが,最近では男性の方が多いような印象も受けました。沖水地区内では,小学生の保護者のぷれぴかの認知度は2割程度でしたが,使いやすさについて相談を受けることがあります。

質問します。平成30年度アンケート結果にはどのような意見があるのでしょうか。

【答弁】

平成30年11月に指定管理者がセルフモニタリングとして実施したアンケートにおいて,「利用された感想は」との問いに「とても良かった」又は「良かった」と回答した方が全体の97.5%となっており,概ね好評を得ているものと考えております。利用者の声として,「天候に関係なくのびのび遊べる」,「おもちゃや遊具がとても充実していて良かった」,「スタッフがいつもやさしく子どもに話しかけてくれる」など好意的な意見がある一方,「小学生のいとこと遊びに来た際,子育て支援センターの中に入れず楽しめなかった」,「以前やっていた運動会などをやって欲しい」などの意見もございました。いただいたご意見,ご要望等については,対応可能な範囲で,随時改善を行っております。今後も,利用者の声を施設運営やサービスの向上に反映させる取組みを続けてまいります。


【質問】

概ね好評を得ており安心しました。しかし,保護者1あたりでの人数制限や,子どもの年齢制限などで,兄弟の多い方や年の離れた兄弟の方の保護者は,1度行ったことがあるが,人数が多かったため断れたとか,小学校4年生のためあきらめたという声があります。また,監視として入った子どもは我慢している中,大人が飛び跳ねている状況があったり,職員は親が監視しているか監視しているような状況があったりという話も伺っております。

質問します。人数制限や,年齢制限の状況はどのようになっているのでしょうか。

【答弁】

利用できる年齢については,子育て支援センターは未就学児まで,プレイルームは小学校3年生までとなっております。プレイルームにおいて,小学校4年生以上の子どもが一緒の場合には,保護者とともに付き添いとして入場いただくなど,柔軟な対応に努めております。また,プレイルームでは原則として,「大人1人につき子ども3人まで」,「子ども1人につき付き添いの大人2人まで」入場可能としております。人数制限については,安全面への配慮や混雑緩和を目的に規定しておりますが,利用者から施設職員へ相談があった場合には,施設の混雑状況や子どもの年齢等を勘案し,個別の状況に対応することとしております。なお,子育て支援センターについては,人数制限を設けておりません。

【提言】

柔軟な対応や個別の対応は非常にありがたく思います。4人を連れていかれた方も入れてよかったときいています。ただし,これらの柔軟な対応のことがホームページをはじめ各種広報には掲載されていないため,過去に断られそれ以来利用していないという方もおられるため,小学生4年生以上の対応や,子ども4人以上の場合などをホームページ等で周知するよう提言します。


【質問】

ぷれぴかでは,子育てコンシェルジュという事業を実施しており,子どもに関する様々な相談に応じる体制をとっており,常時多くの先生が待機していると伺っております。しかしながら,天神子育て支援センターからぷれぴかにかわり,先生方との距離が遠くなり,相談しにくくなり,遠くても相談しやすい他の支援センターを利用しているという声があります。子どものを中心に先生との何気ない会話の中で悩みを相談していたが,ぷれぴかではガラスの向こうで先生が仕事をしており,受付付近にいる先生も忙しそうにしていると相談できないとおっしゃっていました。

質問します。ぷれぴかの相談体制や相談状況はどうなっているのでしょうか。

【答弁】

平成30年度にぷれぴかで対応した相談件数実績は,153件となっております。子育て支援センターには,保育士資格を有する職員を常時4名,子育てコンシェルジュを1名配置し,子育てに関する相談に対応しております。子育てコンシェルジュは,子どもの育て方や発達に関すること,保育所や子育て支援サービスの選び方・使い方などの,より専門的な相談に対し,保健センター等の関係機関と連携を図り対応する専門支援員です。これらの子育て支援センター職員は,利用者親子への声掛けや会話を通じて,顔の見える関係を作り,様々な子育てに関する相談に気軽に応じることができるよう努めております。

【提言】

相談に気軽に応じることができるよう努めていただきありがたいです。学校では,本当に困っている子はなかなか相談できない場合が多々ありました。大人でも同様かと考えます。男性であったり,おとなしい方はなかなか気軽に相談できないので,職員の方から「育児で困ってませんか」とか「子育てはどうですか」という一言でもいいので声掛けをしていただけるとより相談しやすいと考えますので,声掛けを提言してすべての質問を終わります。

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