2020年6月議会
ただいま議題となりました議案第八四号「令和二年度都城市一般会計補正予算(第三号)」のうち、総務委員会が審査の付託を受けた部分につきまして、審査を行いました経過と結果を報告いたします。
まず、歳入予算につきましては、総合政策部において、オンデマンド交通システム等導入支援補助金及び応援消費プレミアム付商品券発行事業費補助金等が県支出金として、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が国庫支出金として計上されています。
そのほか、プレミアム付商品券販売収入による諸収入及び財政調整基金繰入金等が計上されています。
次に、歳出予算の主なものにつきましては、総合政策部において、公共交通網整備推進事業として、山田町及び夏尾町の乗合タクシー運行に要する経費の増額及び都城市プレミアム付スマイル商品券発行事業として、三〇%のプレミアム付商品券、一万三千円を一万円で抽選により五万セット販売する事業に要する経費並びにマイナポイント活用促進事業として、国が実施するマイナポイント事業を推進するため、事業に要する経費が計上されております。
これに対し委員より、都城市プレミアム付スマイル商品券発行事業の抽選方法について質疑があり、執行部より、抽選方法については現在、検討中ではあるが、世帯単位での抽選方法を想定しているとの答弁がありました。
また、マイナポイント活用促進事業について質疑があり、執行部より、職員三名体制で、七月から九月の三カ月間を予定しており、委託料の内訳として、市民へのダイレクトメール発送等を想定している。庁舎地下一階には相談窓口も設置するとの答弁がありました。
総務部においては、特別職職員給に要する経費のうち、市長、副市長、教育長の六月期末手当二割の減が計上されております。
市民生活部においては、姫城地区の地域活性化事業に要する経費として、都城島津家の歴史を描いた大型の灯籠を製作し、新たな観光資源として活用するための経費、西岳地区の地域活性化事業に要する経費として、多世代が交流できる場の創設のために必要な資材や機材の購入費及び山之口地区の地域活性化事業に要する経費として、人形浄瑠璃の人形をキャラクター化し、プロモーションビデオを製作して幅広くPRに活用するための経費が新たに計上されております。
山之口総合支所においては、人形の館管理費及び弥五郎どんの館管理費として、空調機故障に伴う修繕料が計上されております。
議会事務局においては、議員報酬等に要する経費のうち、議員の六月期末手当二割の減が、計上されております。
第二表「繰越明許費補正」につきましては、教育委員会の所管する中学生海外交流事業において、本年度予定していた交流事業が新型コロナウイルス感染症の関係で中止となりましたが、既に納入していた交流事業に要する予約金が来年度に活用できることが可能となったことを受け、令和三年度に事業を実施するため、所要の措置を講じるものであります。
第三表「債務負担行為補正」につきましては、農政部所管の「みやざきの農を支えるひなた資金」に対する利子補給金において、借入限度額及び利子補給割合が引き上げられたことに伴い、所要の措置を講じるものであります。
第四表及び第五表「地方債補正」につきましては、今回の事業費補正に合わせて、所要の措置を講じるものであります。
以上の内容につきまして、所管の部局長及び課長から説明を受け、審査いたしました。
採決の結果、議案第八四号のうち、総務委員会が付託を受けた部分につきましては、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。
ここで、総務委員会としての意見・要望を申し上げます。
まず、都城市プレミアム付スマイル商品券発行事業及びマイナポイント活用促進事業につきまして、市内の全世帯を対象とした事業内容や手続内容になっていることから、世帯主をはじめ若者から高齢者まで幅広い年齢層が理解し、利用できるように、分かりやすい説明及び情報提供に努めること。また、申請や手続に関する方法、期間、場所及び連絡先等の細かな情報提供についても積極的に発信して、市民への周知徹底を図っていただくよう要望します。
次に、都城市プレミアム付スマイル商品券発行事業につきまして、商品券は販売数が五万セットと限られていることから、抽選による販売となっています。執行部より、抽選方法については現在、検討中との説明でありましたが、抽選方法については十分に検討していただき、市民に不公平感を持たれないように努めていただくよう要望します。
最後に、マイナポイント活用促進事業に係る窓口業務について、庁舎地下一階にはマイナンバーカード分室の申請窓口も設置されており、多くの市民が申請に訪れている状況にあります。
このような状況の中、申請及び相談に来られる市民の方が、窓口で密にならないよう、新型コロナウイルス感染症対策として、窓口業務につきましては万全を期していただくよう要望します。
これをもちまして、総務委員長の報告といたします。
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