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執筆者の写真いっとく

討論:デジタルトランスフォーメーションを適切に進めるための意見書について

2021年6月議会


ただいま議題になっております議員提出議案第四号に関しまして、賛成の立場から討論したいと思います。

 先ほど、教職員の負担軽減に本当につながるのかという御意見があったところですが、まず、デジタルトランスフォーメーションですが、単にICT化を進める、デジタル化を進めるだけではなくて、さらにその一歩先に行く、デジタルによりさらに変革を起こすということであります。

 私自身、人工知能による学習支援システムの研究を二十年ほど前に行っておりました。その時点で、海外の大学では、既に、eラーニングによる単位認定等を行っております。日本は、このコロナ禍になってようやく大学でオンライン授業という形で進んできたわけですが、海外と比較しても大分遅れている状況にあります。

 そして、このデジタルトランスフォーメーションによって、どのように教員の負担軽減になるかということを考えますと、まず、これまで、多くの先生方が、いろいろな教材研究を行っております。それらの教材を、全国で共有することが可能になってくることが考えられます。これまで、各先生が、それぞれのクラスに合わせて創意工夫をしておられます。それは大変すばらしいことでありますが、そのこと自体が教員の負担増になっております。これまで作られている教材を共有化することにより、今の子どもたちに合わせた教材を選んで、そのクラスに合わせた授業を作っていくことになります。そうすることによって、これまで教員の負担が多くてなかなかできなかった、子ども一人一人に対して分からないことを手厚く教えるという準備の時間等が作れることになります。

 前段階では、このデジタル化により一時負担が確かに増えることは考えられますが、情報共有化、デジタル化で共通して作れることにより、いずれ先生たちの負担は減ると考えられます。

 子どもたちと向き合う時間をしっかり確保するためにも、このデジタルトランスフォーメーションを適切に進めるための意見書に賛成の立場で、討論させていただきました。議員各位の御賛同をよろしくお願いします。

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