2019年9月議会
議案第 107号
「都城市元気な森づくり基金条例の制定について」
賛成の立場から討論いたします。
賛成の理由として,簡潔に述べます。
1点目は,森林環境譲与税が本市の安定的な財源の1つになることであることです。森林環境譲与税の全てを一度基金に歳入し,定められた使途によって活用さる仕組みであり,本条例を制定しなかった場合は,市民の損失につながる可能性が考えられます。
2点目は,条例を制定することで,これまで手入れができていなかった森林の整備が進むことが期待されることです。都城市の森林面積は36,101ヘクタールで森林率は約55%で,本市にとっても森林整備をさらに進めるために重要であると考えます。宮崎県森林環境税が国に先駆けて制定されておりますが,県の森林環境税との使途を棲み分けることで,より森林の持つ公益的機能が将来にわたって持続的に発揮されることになると考えられます。
宮崎県森林環境税と森林環境譲与税の棲み分けは,県森林環境税は,森林環境の保全に使用されます。一方,今度新設される森林環境譲与税は,森林管理システムの支援や森林整備および森林整備の促進に使用される予定となっております。
3点目は,森林整備に安定的な財源が確保されること,森林の公益的機能の発揮を通じて,住民の安全・安心の確保につながるとともに,安定的な雇用の創出など活性化にも寄与することが考えられることです。
以上の点から,森林整備が着実に進むことを期待して
議案第 107号
「都城市元気な森づくり基金条例の制定について」
賛成いたします。
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